イタリアでポピュラーな「グラッパ」
日本ではあまり馴染みがありませんが、イタリア特産で、イタリアではポピュラーなお酒として馴染みのあるブランデーの「グラッパ」。
フランス産のブランデー「マール」と同じく、ぶどうの搾り粕が原料のブランデーです。
法律によって、グラッパと名乗れるのはイタリアで作られたものに限られています。
これはブランデーで言うところのコニャックやアルマニャック等と同じですね。
グラッパはイタリアの全土で作られていますが、代表的な町として、ヴェネツィアにある「バッサーノ・デル・グラッパ」が有名です。
グラッパによって町興しをしたり、グラッパ博物館があったりする等、グラッパを象徴するような町として知られています。
元々庶民が考え出した飲み物と言われているグラッパですが、その起源ははっきりとは分かっていません。
言い伝えられているのは、ワインを飲めない庶民が、そのワインの搾り粕に水を足して飲むようになったということです。
イタリアの飲食店では常に常備されていて、食後酒として飲まれる程庶民に浸透しています。