ぶどうの搾り粕が原料の「マール」

ぶどうの搾り粕が原料の「マール」

 

「マール」と呼ばれるブランデーは、コニャックやアルマニャック等と違い、ワインの製造過程に出来る副産物のぶどうの搾り粕を原料として、水分と糖分を加えたものを発酵した後に蒸留して作られるブランデーです。
正しくは「オー・ド・ヴィー・ド・マール(Eau de Vie de Marc)」と言います。
ぶどうの搾り粕を発酵・蒸留させるので、この段階では無色透明ですが、樽で貯蔵・熟成させることによって、ブランデーと同じような琥珀色になります。

 

ちなみに、搾り粕で作られるお酒としては、日本にある「搾り粕焼酎」や、イタリアの「グラッパ」等が知られており、製法はマールとほとんど同じです。

 

ブルゴーニュ地方で作られるマールは、1941年に決定された「アペラシオン・ドリジーヌ・レグルマンテ(原産地規制)法」の中でも、「シャンパーニュ」と「アルザス」に並び、3大産地の1つとして規制されました。
コニャックやアルマニャックと同じように、厳しく規制された産地で収穫されるぶどう品種や製法を守って作られるブランデーの味わいは、他のブランデーでは味わえない仕上がりになっています。

 

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